夜勤のため昼過ぎに家を出ると、道でアゲハ蝶が飛んでいるのを見つけた。
アゲハ蝶は羽が派手でカッコイイね。
確かアゲハ蝶はミカンの木に卵を産み、幼虫はその葉を食べて育つはずなので、どこかにミカンの木があるのだろうな。
そういえば、蝶は花の蜜を吸って生きている訳なのだが、花の蜜に虫を生かせるほどのエネルギーがあるのだろうかね。
いったい1日でどれほどの量の蜜をすうんだろうか。
気になり調べてみることに。
どこぞに情報はないものかなとネットを見ていたのだが、なかなか具体的な情報はなさそうであった。
そんな中、アゲハ蝶は花の蜜以外でも甘い液体なら食べるという記事を見つけた。
砂糖水やはちみつ水、ポカリスエットを水で薄めたものでもよいそうだ。
ただ、甘すぎると蝶が体調を崩すらしく、人間の基準で少し甘さを感じる程度にするのがよいとのことであった。
はえ〜。そうなんだ。飼えるんだなアゲハ蝶。
まぁ、飼うことはないと思うが。
俺は昔、アゲハ蝶の幼虫を飼った事があるのだが、成虫になった時に外へ逃してあげていたな。
その時も別に飼い続けようとは思わなかったな。
ま、せっかく蝶になれたのだから、外の世界で羽ばたけるのが蝶にとっても良いことだろうよ。
それとは話が少し変わるが、俺は飛べる生き物に憧れている。
というよりも、人間にない能力を持った生き物全般に憧れているな。
空を飛んだり、水の中を泳いだり、すごい速さで走ったりしてみたいものだ。
人間だって飛行機に乗れば空を飛べるし、新幹線に乗ればすごい速さで移動できるが、なんだかそれは俺の求めているものじゃないんだよな。
空を飛ぶなら風を感じたいし、水の中を泳ぐなら水を感じたいのだ。
それを考えるとバイクってのは俺の性に合っている乗り物かもしれないな。
夏は暑いし冬は寒い。雨が降れば濡れてしまうわけなのだが、俺は結構それが好きなんだよな。
快適とは程遠い乗り物なんだけどね。
さて、そんなこんなで職場へ行き、引き継ぎを終えてリーダーが着替えている横でいつもの雑談をしている時に、リーダーの財布が変わっているのに気がついた。
リーダーは革の財布に小銭入れというスタイルがお馴染みだったのだが、いつのまにか緑色の革財布になっていたのだ。
話を聞いてみると、どうやら元々使っていた財布はずっと小銭を入れる部分のチャックが壊れていて、そのせいで小銭入れを併せて使っていたのだという。
そんで心機一転、新しい物を買ったそうだよ。
いいねぇ。新しい財布は。
俺の仕事の時に使っている財布もボロボロになってきたので、そろそろ新しい物を買ってもいいかもしれないなと一瞬思ったが、まだ壊れてはいないので買い替えはまだまだ先だな。
俺は一度買ったものは壊れるまで使いたいし、なんなら死ぬまで使いたいんだよな。
形あるものは全ていつか壊れるというのは儚いものだよね。
今あるのものはなんでも大切にしていきたいものだよ。
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