昨日の日が落ちたくらいの時間に近くの駅までやってきた友人と合流した。
やってきたのは肉屋で働いている友人で、彼は年に四回、季節が変わるごとに俺の住む街に遊びに来るのだ。
合流するや否や喫煙所へ向かい、本日の予定を立てた。
予定と言っても、どこに飲みに行くか程度の話で、とりあえず今はまだ店が混雑しているだろうということで、近くのパチンコ屋へ。
並んでハナハナというスロットを回し、二人で5万近く勝った。
その後、焼き鳥屋で酒を飲みながら適当に飯を食った。
うまい。いい気分である。
店ではどこかの国から来たのであろう、外国人の若い女性のスタッフがオーダーを取っていたのだが、友人がウーロン茶を頼むとウーロンハイらしき飲み物が出てきた。
一口飲んで友人が『オイ、これなんかアルコール入ってんじゃねぇか?』というので、俺も飲んでみたがどうもそのような味であった。
別の店員さんが食事を持ってきた際に確認してみると、やはりウーロンハイであったようで、外国人のスタッフは店長らしき人に結構叱られていた。
「おやおや」とその叱られている内容に聞き耳を立てていると、どうやら提供した相手が未成年だったり、運転をする方だった場合の危険性などを説明しているようであった。
ちなみに外国人のスタッフはオーダーミスを俺たちのせいにしていた。
ウーロン茶とウーロンハイを間違えて頼むワケねーだろ。なめんなよ。
ちなみに俺はわかりやすいようにメニューを指さしながら注文していた。
店長らしき人は注文を聞いたら客に確認してから端末に打ち込むように指示をしていた。
店長らしき人の叱り方は頭ごなしに怒鳴り散らす感じではなかったので、その器のデカさは素晴らしいなぁと思ったね。
さて、そんなこんなで、食事を終えて店を出ると時刻は22時半であった。
食事代は友人の奢りであった。ありがたいね。
酒を飲んでいい気分になった友人と俺はそのままカラオケに行った。
友人は相変わらず歌が上手であった。
俺にも若干の成長があったようで、友人に『ちょっと上手くなったなお前』と褒められた。
中の下くらいにはなっただろうかね。
3時間ほど歌ってから俺の家へとタクシーで向かう。
久しぶりにタクシーに乗ったね。
俺は肉屋の友人と遊ぶ時以外はタクシーなんて乗らないからね。
駅から俺の家はそんなに遠くないので、料金も1人あたり1000円くらいであった。
俺の部屋に着き、俺がトイレでウンコをしている間に友人は勝手にくつろいでいた。
まるで自宅の如し姿であった。
思わず俺は『自宅やん』と漏らした。
しばらくダラダラ喋った後、鬼滅の刃のオープニングテーマの曲と映像がいい感じだという話になり、各シリーズごとのオープニング映像を見ることにした。
いやはや、すごいね。あの躍動感とワクワクする感じは。
今度アニメを見てみようかな。
その後、以前買った遊戯王カードで遊ぶことに。
懐かしさもあり、二人ともテンションが上がってたね。
俺が遊戯のデッキを友人は海馬のデッキを使って遊んだ。
昔のカードであまり戦略性というものはないが、ちゃんとコンボみたいなものも決まり、非常に面白かった。
熱中するあまり、気が付くと夜が明けており外が明るくなっていたので、慌てて就寝。
起きると時刻は正午近く。
昨日散々遊んだので二人のライフは回復することなく、ほぼゼロになっていた。
しかし、腹は減っていたので近所でラーメンを食って、パチンコ屋に行ってから解散。
パチンコでは二人ともボコボコに負けて昨日勝った金をしっかり失った。
これぞパチンコというような一日であった。
ま、適度に遊ぶ分にはいい遊びだな。
昔は生活ができるかどうかの瀬戸際で戦っていたが、最近はそういうこともなく、仕事によって生活が安定したため適度に遊んでいる。
しかし、あまり心は燃えなくなったな。
この金を使って負けたら飯が食えんというところで勝負して勝った時の興奮というものは、もう二度と味わえないのだろうな。
最近は一人でパチンコ屋に行くこともほとんどなくなったし、友人達の大半が行かなくなった。
ま、ギャンブルなんてものは基本的に勝って終わることはないものだと皆わかったのだろうな。
駅での友人との別れ際はまたアッサリしたものであった。
『ほんじゃ、また』その一言。
いいね。この気楽さ。
次は夏だな。
ほんじゃ、また。
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