昨日の晩から翌朝にかけて友人のバーで飲んできた。
楽しかったが、久しぶりに朝まで飲んだのでくたびれた。
始発が動き始める前に解散したので、フジと牡丹とで明け方の街を散歩がてら、バーの最寄り駅から2駅先まで歩くことにした。
三人で「頭が痛ぇ」だとか「朝まで飲むと3時から4時くらいがキツイ」などと、各々が思ったことを気ままに話しながら、街をブラブラと歩いていくうちに薄暗い空が徐々に明るんできて、夜が終わり朝がやってきた。
なんの生産性もない会話を繰り返しながら、誰も居ない街を歩いていく感じが心地よかった。
駅に到着しても電車が動き始めるまでには30分ほどの時間があったので、近くのコンビニでコーヒーを買って飲むことにした。

ホットコーヒーをチビチビ飲みながら、コンビニの横の植え込みの段差に腰掛けていると、昔のことを思い出した。
昔はよく、フジたちと夜中にコンビニでカップ麺を買って、店内でお湯を入れて外で食べていたんだよね。
俺がそんなことを思い出していると、フジも同じようなことを思い出したようで「こうしてると、昔とあんま変わってねぇよな」と言って笑った。
フジの言葉を聞いて、俺はなんだか同じ思い出を共有しているような気がして嬉しかった。
その後、牡丹とは向かう方面が違うため駅で別れて、俺とフジは15分ほどホームで電車をボサーっと待っていた。
定刻通りにやってきた電車には、朝まで飲んでいたであろう人が疲れきった顔をして乗っていた。
フジとは乗り換えをするための駅が同じだったので、そこまで電車に乗って、駅の横に備え付けられている喫煙所でタバコを1本だけ吸って別れた。
フジは別れ際に「名残惜しいけど、これで」と言って去っていった。
名残惜しい…か。
友達と遊んだり、祖父母に会ったりした時の別れ際に少し寂しいような気分になるのは、きっと名残惜しさなんだろうな。
それにしても、フジは自分の気持ちをストレートに伝えるので、それは素晴らしいことだなぁと感心するよ。
俺も自分の気持ちをもっと積極的に口に出した方がいいのかもしれないな。言葉にしないと伝わらないことが沢山あるだろうし。
飲み会に行ってはしゃいで帰ってくるだけかと思ったら、最後の最後で意外な気づきがあったよ。
ま、それを実行できるかはまた別の話なんだけどね。
では、またね。



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