今日は何の日でしょうか。
そうですね。俺の誕生日ですね。
またひとつ歳を取ってしまったな。子供の頃は早く大人になりたいと思っていて、誕生日が来ると大人に近づいた気がして嬉しかったが、大人になってしまうと特に嬉しいとは思わんね。鏡を見ると若さを失いつつある俺が映っているし、体型もおっさんの標準体型に近づきつつある。
でも、今日まで生きてこれたことは感謝しないといかんね。親、兄妹、祖父母、友人たちよ。ありがとう。
俺の命がいつまで続くのかはわからないが、死ぬその日までは懸命に生きていこうと思う。今は命さえあればこの人生を楽しめそうな気がしているからね。
俺はたまに大人になれずに亡くなった友人や、警備員をやっていた頃に亡くなった先輩たちのことを思い出して、その人たちが生きてきた意味はあったのだろうかと考えることがある。
その答えは未だにハッキリと出ることはないのだが、彼らは俺の人格や心に深く影響しているので、もしかしたらそれが生きた意味のひとつになるのかもなぁと、ふと思った。
ま、もしかしたら、人間が生きている意味なんてものはなくて、地球上の他の生物と同じようにただ産まれて死んでいくだけなのかもしれないけどね。
仮にそうだとしても、俺は「生きててよかった」とか「このために生きてきたんだな」と思える瞬間を味わいたいと思う。近頃はまったくそのような経験をすることはないのだけれど。
ま、全ては明日からの俺次第だろうな。
今日からの一年で面白いことを沢山していきたいところだ。
では、またね。
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