職場で業務の引き継ぎ後に夜勤のかりあげクンと話していて知ったのだが、最近どっかの国でオリンピックが始まったそうだね。
暇なときにニュースを見ているくせにオリンピックが始まったことには全然気がつかなかったな。
俺は関心のないことはほどんど頭に入ってこない性格なんだよね。
かりあげクンが言うには競技は夜中に行われているそうなので、俺が今回のオリンピックの競技を見ることはなさそうだな。
日中にやっていれば夜勤明けとかに見るのだけれど。
引き継ぎ後、職場のテレビをつけると高校野球の地区大会の決勝が行われていたので、かりあげクンと二人で試合を見ていた。
俺の高校の頃に組んでいたバンドのボーカルのヨシコウが通っていた高校が決勝に出ていたので、そちらの高校を応援していたのだが、終盤でピッチャーが崩れて惜しくも負けてしまった。
試合を見ながら当時ヨシコウに誘われて、バンドのメンバーで高校の文化祭に遊びに行ったことなどをぼんやりと思い出して懐かしい気持ちになった。
ヨシコウは元気にしているだろうか。
もう何年も連絡を取っていないな。
ヨシコウは当時のバンドのギタリストの友人だったのだが、その友人が九州で庭師になったため、最近はギタリスト含めて会う機会がほとんどなくなってしまったのだ。
当時ベースを弾いていたオバマはベースを辞めてしまったし、もうあのメンバーで演奏をすることはないのだと思うと少し寂しいものだ。
さて、試合を見た後はかりあげクンとなんだかんだとどうでもいい話をしてから帰宅。
今日は買い物に行ってから料理をする気にならなかったので、その辺でうどんを食ってきた。
帰宅後は麻雀のゲームをしたり、漫画を読んだりして今に至る。
日記を書いた後は絵の練習をしようかなといった具合である。
そういえば、現在のバンド(去年一度ライブをしたきり活動していない)のボーカルが協賛型記事というものを書いており、エピソードを募集しているので暇な方はぜひ。
↑募集するエピソードは「これまでにした一番ロックなこと」だよ。
ちなみに俺がした一番ロックなことは人間性を疑われるような事件だったりするので、マイルドな内容のものにしようかなと思っている。
俺の高校の頃は友人にバカなヤンキーみたいなヤツがいて、今思うと冷汗がでるようなことにちょこちょこ巻き込まれたりしてたんだよね。
ま、そういう事とは別のことをつらつら書いていくことにしようかな。
高校3年の頃、俺は最後の期末試験で赤点を取りまくって、学年で一人だけ追試を受けたのだが、いくつかの教科が合格点に届かずに非常にマズい事態に陥っていた。
担任が言うには卒業するための単位が足りないとのことだったが、正直俺は「まぁ、なんとかなるだろ」と思っていた。
これまでも定期テストのたびに追試と補修を受けていたが、なんとなく進級できていたのだ。
しかし、実際にはなんとかならない感じであり、教科の担当の先生から『なぁ、留年したって別に恥ずかしいことじゃないんだぞ』と意味不明な励ましを受けるほどであった。
その後、先生たちとの面談で、よくわからんうちに数学の追試の追試に受かれば卒業させるという話になり、俺は放課後に数学の先生とマンツーマンで補習を受けることになった。
確か、俺はちゃんと学校に行って授業を受けてはいたので、特別な救済措置的なことだったように思う。
俺は教師に反抗するわけでもなく、真面目に学校に通うただのロクデナシだったからね。
ちなみに数学の追試の合格点は60点だったのだが、俺の点数は6点であった。
補習を行ってくれる数学の先生はかなり年配のおじいちゃんのような先生で、ホープという銘柄のタバコをよく吸っていた。
毎日毎日補習を受けるうちになんとなく打ち解けて、補習を受けながら先生の好きな小説や時代劇の話などを聞きながら勉強を続けていった。
しかし、続けていったのはよいのだが、3年間勉強をサボりまくったせいで数学の基礎的な部分を理解しておらず、まったく問題を解ける様子のない俺を見た先生は特別に『追追試で30点取ったら卒業な』と譲歩してくれた。
そして、いよいよ追追試の日はやってきた。
放課後の教室でテストの問題をわからんなりにしっかりと解き、先生に渡すとその場で採点をしてくれた。
返却されたテストの点数は4点であった。
追試よりも点数が下がっているというのはどういうことなのだろうか。
これは終わったかな~と思っていると先生は『お前は特別に卒業だ』と言ってくれた。
そして、先生が好きな小説を俺にくれた。
↑先生がくれた本。普段読まないジャンルだが面白かった。
その後、俺は高校を卒業することができた。
卒業する直前にその先生が『頑張れよ』と言ってくれたことが嬉しかった。
ここまで書いて思ったのだが、この出来事は俺がロックなのではなく、先生がロックだったんだな。
俺はロックでなし、つまりロクデナシであったということで今日の日記は終わり。
あと、当時の俺が世の中を舐めすぎていて少しムカつくね。
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