モナ王が飼い犬を連れてきたので、朝夕の暇な時間は散歩に付き合っている。
↑モナ王の連れてきた犬。モナ犬。
モナ犬は日の登る前に目を覚ますと、散歩に連れて行けと鳴き始める。
犬なのでてっきり吠えるもんだと思っていたが、このモナ犬はあまり吠えずに｢プゥーン｣と鳴くばかり。変な犬だなぁと思っていたがモナ王によると、要求があるときは｢プゥーン｣と鳴き、見知らぬ人が来たりすると｢何だコイツは｣と吠えるらしい。
モナ王は｢ご飯をくれ｣だとか｢小便をしたい｣、｢散歩に行きたい｣といった犬の要求が鳴き声と状況で大体わかるようで、モナ犬が鳴くたびに色々と説明してくれたが、俺にはさっぱりわからなかった。
モナ犬はご飯を与えると数秒で食い終わり｢もっとくれ｣と鳴き始めるのだが、甘やかしたり、満腹になると飼い主の言うことを聞かなくなるので、想像していたよりも厳しく育てているようだった。
このモナ犬は食い物に対する執着心が普通の犬とは比べ物にならないくらいあるらしい。
生き物は飼い主に似ると聞くが、まったくもってその通りだね。柴犬なのに妙にデカくて体格がいいところも、食い物のことばっかり考えているところもモナ王そっくり。
モナ王はこの前も何やら熱心にスマホを触っているなぁと思って画面を覗くと、自宅付近で餃子を提供してくれる店を探していたよ。
散歩は朝夕かかさずにモナ王が連れていくのだが、そんなに歩くの？と驚くくらいの距離を歩いている。
ま、基本的に休日の俺は部屋にこもりっぱなしで、歩くのなんてトイレに行く時くらいだからね。
暇な時は俺も散歩に付き合って、健康な足腰を手に入れていこうかなと思う。
では、またね。
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