本日から現場に新しいメンバーが加わった。
その人はこの前大学を卒業したばかりのフレッシュボーイであった。
今日から研修を終えて通常の勤務がスタートしたわけなのだが、話していて緊張しているのが伝わってきた。
うーん。懐かしいな。
俺も働き始めた頃は色々なことが新鮮で緊張していたもんだ。
新卒の子からしたら俺はおじさんに見えているのだろうな。
今日やってきたフレッシュボーイ君はスーツ姿に髪の毛をビシッとセットしており、どことなく「頑張るぞ」という気力に満ちているようだった。
若さが眩しいなぁ。
俺は汚ねぇ作業着+仮眠明けのボサボサの髪+無精髭という出で立ちであり、フレッシュボーイ君と机を並べていると、まるでこの社会の光と影を現しているかのようであった。
ま、今のうちに輝いておきなよ。
これから数年で色々なことがどうでも良くなってきて輝きを失い、今の俺のようになるだろう。
ま、それはさておき、当面は辞めないように頑張ってもらいたいところだね。
この業界は入れ替わりが激しいので、定着してくれると非常に助かるよ。
とりあえずは1年を目標にかな。
俺はこの現場で働き始めて5年目になるのだが、その期間に10人以上の人が現場から去っていき、いつの間にやら古参兵となってしまった。
ここを去っていった人達は元気にしているだろうか。
良い未来が訪れているといいのだけれど。
俺はあと何年この現場に居られるのだろうかね。
仕事は気に入っているので長いこと勤めていたいところだが、この仕事は科学の発展と共に消えてゆく内容なので、持ってあと数年だろうな。
その後はどうしようかね。
うーん。
ま、その時に考えるとするかな。
どうせなるようにしかならんのだからね。
では、またね。

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