2024/11/08

今日は仕事が休みだったので、バイクで祖父母の家に行くことにした。

先日行った日光東照宮のお土産をバイクのメットインに突っ込んで、昼過ぎに家を出た。

道中には古本屋があり、半年くらい前に行った時に「ムシウタ」というライトノベルが全巻セットで安く売っていたので、今日はそれも祖父母の家に行くついでに買うつもりである。

そのライトノベルは中学生の頃に先輩が気まぐれで俺にくれたので、最初の方の何巻かを読んでおり、今頃になって続きが気になってきたのだ。

俺はライトノベルをあまり読んでこなかったのだが、「ムシウタ」と「ブギーポップシリーズ」、あとは「イリヤの空、UFOの夏」なんかは読んでいたよ。

多分、今となっては古のライトノベルなのだろうな。

さて、のんびり一時間ほど走ると古本屋に到着。

「ムシウタ」を買いに店内に入ると、以前置いてあった場所に本はなく、既に売れてしまったようだった。

しまったなぁ。

欲しいものは欲しいと思った時に買わないとダメだな。

他に欲しい本はなかったので、適当に漫画を一冊だけ買って、再び祖父母の家に向かった。

祖父母の家は田舎にあるのだが、田舎は法定速度が40キロくらいの道路が多いので、ちんたら景色を眺めながら走っても誰も文句を言わないので良いな。

古本屋からしばらく走って祖父母の家に到着。

しかし、タイミングが悪く、祖父は来客の対応中で祖母は美容院に出かけていた。

ま、いいかと居間でくつろいでいると兄が冷蔵庫を漁りに現れたので、しばらくゲームや描いている絵の話をしていた。

↑俺もなにか食い物はないかと冷蔵庫を開けたのだが、なぜか餃子が数個だけ鎮座していた。

兄とは半年ぶりに話したのだが、わりと元気なようでなによりである。

兄はいつも鼻毛が出ているのだが、今日もしっかり出ていた。

今日は兄が妙に洒落た格好をしており、そのことが気になったため、理由を聞いてみると、先ほど祖母と近所の美容院に行ってきたそうで、祖母はカットに時間がかかるので先に帰ってきたとのことだった。

ついでに鼻毛もカットしてもらえばいいのにね。

今度兄は東京の方でなんかのイベントに参加すると話していたので、出かける前に鼻毛を切ってヒゲを剃るように伝えておいた。

そんな話をしているうちに祖母が帰ってきた。

祖母は外反母趾の手術を終えてからそれほど時間が経っていないため、分厚いサンダルのようなものを常に部屋の中でも履いていた。

祖母はどうも手術した足を俺に見せたいようで、グロいのが苦手な俺が『見せなくていいよ』と話しているのに靴下を脱いで見せびらかしてきた。

祖母の足には痛々しい傷があったものの、外反母趾の手術が上手くいったようで、曲がって親指に乗っかっていた人差し指が正常な位置にあった。

来月にはサンダルなしで歩けるようになるそうだよ。

よかったよかった。

その後、祖母が夕飯を作ってくれた。

↑親子丼とコロッケにアジのフライ。

うまいうまい。

久しぶりに誰かが作ってくれたご飯を食べたよ。

いいもんだなぁ。

そういえば、俺の祖父は揚げ物を食べる時はケチャップとウスターソースを混ぜたものをかけるのだが、これはあまり最近の人はやっていないような気がする、

俺もたま~にそういう食い方をするが、基本はケチャップだな。

ま、でも、うまいよ。アレ。

みんなもまぜまぜしてみなよ。

さて、その後は満腹になったのでそのまま床で寝ていた。

目が覚めると俺の体にはブランケットがかかっており、祖母の優しさを感じた。

飲み物を取りに台所に行くとコロッケとアジのフライがひとつずつ余っていたので、祖母に『食べていい?』と聞くと『全部食べな』と返ってきたので、全部食べて再び腹がいっぱいになった。

その後はしばらくテレビを見てから帰宅。

外に出ると気温がガクッと下がっており、非常に寒かったのでカッパを着ることにした。

カッパはいいよ。暖かいからね。

帰宅する前に祖父に挨拶をすると、玄関まで見送りに来てくれた。

祖母は俺がバイクの準備をしている間も窓を開けて、俺を見送ってくれているのが嬉しかった。

祖母と空に見えている星の話を少しだけしてから、バイクのエンジンをかけて走り出す。

『また来るね』と手を振ると、祖母も手を振り返してくれた。

夜中の田舎道はとても静かで少しだけ寂しくなった。

次は正月くらいに会いに行けるといいなと思う。

祖父母の家はいいよ。暖かいからね。

さて、今日はこれくらいでおしまい。

では、またね。

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