2024/06/28

いつもよりもハードでミスのできない仕事が職場に行くと待ち構えていた。

対応する時間は定時後で、俺が責任者という立場で後輩の赤マルくんと新人の子を引き連れて作業に入る。

以前、赤マルくんはこの作業の経験があったため、かなりスムーズに作業自体は進んでいった。

作業の後半でひたすら単純で時間はかかるが、ミスをするとえらいことになる工程があったのだが、そこは経験を積んでもらうという事で赤マルくんが補助しつつ、新人の子が主体となって行ってもらうことにした。

集中力を切らすと一発でミスを誘発するような仕事だったので、定期的に新人の子に『大丈夫ですか?疲れたら交代しましょう』と声をかけていたのだが、新人の子は『大丈夫です』と答えるので、結局その全ての作業を新人の子が担当し、作業は終わった。

今思えば、俺が『交代するよ』と言っても、新人の子からしたら先輩に対して『じゃあ、お願いしますワ』とは言えないよな。

なんというかもっと、いい具合の言い回しはないものかね。

疲れてきたら交代して作業を進めていった方がミスも起きないだろうし、能率も上がるはずなのだ。

今日はその後も赤マルくんと新人の子は別件で夜間帯の作業も入っているので、あまり負担を片方にかけたくなかったのだが。

しかし、未だ新人の子とはなんともいえぬ距離感があるのを感じているし、仕方のないことなのかもしれないな。

ちなみに赤マルくんとはタバコを一緒によく吸っているので、俺との関係性は非常に良好に感じているよ。

その後、二人は別の作業へ、俺は仕事後の資料更新などを行って帰宅。

こういう残業でなにかを行っている時に俺はくだらないミスをするので、今日もなにかしら忘れていそうで心配だ。

俺は昔からおっちょこちょいで詰めが甘いんだよな。

昔と比べればかなりしっかりしたとは思うが、未だにしっかりしているとは言い難いのだ。

ま、二人が気づいて対応してくれるだろうとは思うが。

帰宅後は疲れており、食事を作る気にならなかったので、近所の定食屋で晩飯を食べることに。

豚汁うどん定食というハイパワーな飯を頼んだのだが、いつもの癖で豚汁を追加で注文してしまい、店員さんに『もう豚汁はついてますけど…』と言われてしまったよ。

ちなみに仕事のミスもこんな感じでよく考えればわかるようなミスをするのだ。

なんだかなぁ。

昔から感じていることだが、俺は働くということに向いていないんだよな。

ナルコレプシーのせいですぐに眠くなるし、疲れてくると注意力散漫になってミスをするしで、ダメなときはホントに無能そのものなんだよな。

もしも、ナルコレプシーがなければ、もっとうまくいったのだろうかと考えてしまうこともある。

ただ、生きている以上はどうにかして金を稼がねばいけないので、こればかりは向いてないから…と言って逃げるわけにはいかないことなんだよな。

あと数年したら今の職場よりも、もっと難易度が高くて忙しい職場に移ることが確定しているので、それまでにはなんとか通用する人材になっておきたいものである。

たまに友人達の何人かのように、自由に自分の好きなように生きている人に憧れることもあるが、俺はその自由よりも社会的地位やお金を取ってしまったんだよな。

だからといって出世して高給取りになりたいとも思っていないが。

今の生活に不満はないし、むしろ満たされた生活を送れているとは思うが、結局その生活を維持していくためには、自分が向いていないと思うようなことを続けていくしかないのだろうな。

その気になれば自由になんていつでもなれるし、今はまだまだこの会社で頑張ってみようとは思っているが、たまにそういう事を考えたりすることがあるんだよな。

その「たまに」というのが、たまたま今日であった。

明日になれば別になんとも思わないのだろうが。

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