2024/06/23

昨日は造園屋の友人の結婚式だったので、そのことを今日の日記に書こうと思う。

昨日の結婚式は昼過ぎに受け付け開始ということだったので、早めに起きて準備を始めたのだが、なんだかんだとのんびりしていたので、家を出るのが予定よりも15分ほど遅れてしまい、早歩きで駅へと向かった。

6月というのに外は灼熱の如し暑さで、一瞬で汗だくになった。

電車に乗ると高校の友人でバンドメンバーでもあるベースのテツから『今どの駅や?』と連絡があったので返事をすると、奇遇にも同じ列車に乗っていたので合流。

合流するや否やテツが『お前ご祝儀持ってきただろうな?』と聞いてきたので『今日の祝儀はツケで頼んである』と冗談をかますと、テツは『俺はちゃんと一万入れてきたぞ』と乗っかってきた。

そんな具合でくだらない話をしているうちに最寄り駅に到着し、式場へと向かう。

式場に着くと高校の友人達が既に来ていたので、適当な話をしながら写真を撮ったりした。

今日は高校の友人は7人くらい来ていたよ。

今日は先月あったテツの結婚式をコロナで急遽欠席した柊きふゆもちゃんと来ていた。

柊とは半年ぶりくらいに会ったが元気そうでなによりであった。

到着してから50分くらいすると挙式が始まった。

友人達は造園屋にバラを渡すという演出を依頼されており、一人ずつバージンロードを歩いて造園屋にバラを渡していった。

造園屋の奥さんは大学で花の品種改良を研究していたそうで、とても賢そうな方だった。

造園屋にバラを渡す時に一言二言祝いの言葉を述べると、造園屋はヘラヘラ笑っていた。

どうも俺の友人というのはこういう式というもので、バッチリカッコよく決めるという事が苦手な人間ばかりのような気がするな。

俺もあまり得意じゃないし、似た者同士が集まってんだろうな。

ただ、親や親族の前ではヘラヘラしていなかったので、そこはしっかりしているのだなと感心した。

挙式が終わると花びらを新郎新婦にかけるというやつをするというので、外へ移動。

新郎新婦が出てくるまで暇な時間があったので、その辺を眺めているとトンボを発見した。

よく見ると枝にとまったまま死んでいるようであり、なんとも不思議であった。

一体、このトンボには何が起きたのだろうな。

それを友人の茶ゲンマイに伝えると『あ、そう』と興味のなさそうな返事が返ってきたので、それ以上は話を広げなかった。

そのうちに徐々に天気が悪くなってきて、今にも雨が降り出しそうな空模様になってきた頃に新郎新婦が出てきたので花びらをかけた。

その後、披露宴に移り、友人のスピーチを聞いた後にご飯が運ばれてきた。

スピーチはサーワという高校の頃に造園屋と一緒にタッグを組んで、技能系の大会に出ていた友人が行った。

サーワと造園屋は別々の中学に通っていたが、高校に入る前にテニスの大会で戦ったことがあると話していた。

高校に入学後にそれをきっかけに仲良くなったそうであった。

サーワも現在は造園系の仕事をしているのだが、そのきっかけを作ったのは造園屋の友人で、一緒に大会に出ないかと誘われたことによるものであったという。

素敵な話だよね。

もし、造園屋が別の友人を誘っていなかったら、当時特にやりたい事もなかったと言っていたサーワは、もしかしたら造園とは別の業種に就いていたかもしれない。

誰かのちょっとした行動も誰かの転機になるものなんだな。

そういう事を考えると転機なんてものは、案外その辺に沢山転がっているものなのかもしれないな。

なんにせよ、素敵なスピーチであった。

食事の方は前に電話で造園屋が『飯は気合入ってるから期待しといて』と言っていた通り、とてもいいものが出てきた。

うまいうまい。

テツに『お前の披露宴の食事よりもうまいな』と言うと『君は人間として終わり』と言われた。

今日は急遽欠席した人がいたようで、その分の食事も俺たちのテーブルに運ばれてきたので、全部俺が平らげたよ。

披露宴が終わる頃には腹がはち切れそうであった。

披露宴の最後にはみんなが今日撮った写真を使って作ったムービーが流れたのだが、俺が適当に取った友人のオバマの超アップの写真が最後から2枚目に使われていて笑った。

その後は新郎新婦に少し挨拶をしてから式場の外へ。

造園屋の父と話す機会があったので、今こうして高校のクラスの友人が仲良くできているのは造園屋のおかげですよと伝えた。

2年くらい前までは高校の友人はグループごとでしか会うことがなかったのだ。

当時はバンドをやっていたグループはそのグループで、その他のグループはその他でという形になっていたのだが、その垣根を越えて集まろうと提案したのは造園屋なのである。

いつだったかの釣りに行った帰り道で、造園屋が『歳を取って頻度は減っても、この付き合いは続けていきたね』と言っていた。

彼はシャイな面もあるが、心の奥には友人を大切にする思いやりをしっかり持っているんだなと感心したことがある。

その思いは俺も持っていて、大切にしていきたい事のひとつだと思っている。

もしかしたら、誰もがその思いを持っているけど、当たり前すぎて口には出さないくらいのことなのかもしれないけれど。

ま、造園屋は友人だけじゃなくて、奥さんのことも大切にして思いやりを持ち続けて幸せな家庭を築いてほしいなと思う。

高校の友人たちとは夏の終わりにキャンプに行こうと話をしているので、その時にまたゆっくり話せるといいな。

さて、式場を出た俺たちはそのまま二次会へ。

俺が突発的に提案したので、予約もなにもしていないため、柊にその辺の店を調べてもらって空いてる店に入った。

人数が多かったので2席に分かれて適当に酒を頼んだ。

俺、茶ゲンマイ、柊きふゆ、テツの四人で座った。

今日は「朝まで行くぞ」というような感じではなく、各々終電までに帰れるようにしようと話をして飲み始めた。

結婚式の後であったが、全然関係ない遊戯王の話をずっとしていた。

テツは結構ベロベロになっていたので『最悪の場合は俺の家に泊まっていってもいいぞ』と俺が言うと、『じゃあ、泊ってきます』と即答された。

他の2人もいつの間にか俺の家に泊まるムーブになっており、二次会後は4人で俺の家へと向かった。

天気予報では夕方から強い雨が降ると予報されていたのに、俺以外は誰も傘を持ってきておらず、ずぶ濡れになって俺の家へ。

家に着くとすぐにスーツを脱いでシャツとパンツになり、コンビニで買ってきた酒をのんでのんびりする。

テツが風呂に入りたいというので、風呂にぶちこんだ後、ゲンマイと俺はストリートファイターのコンボ練習を、柊は俺のiPadで絵を描いていた。

30分くらい経って、風呂から出て床に座ってくつろいでいるテツが『オイ、スゲーぞ!』と声をかけてきたので、なんだなんだと振り返ると、風呂上がりの熱気と湿度のせいか、床にテツの金玉の後がついていた。

マジで俺はコイツを追い出そうかと思ったね。

ゲンマイは俺の使っている椅子で屁をこきまくるし、最悪な客人たちであった。

ただ、テツは風呂が汚いということで掃除をしてくれたり、床をクイックルワイパーで拭いてくれたりしたので、いいところもあった。

その後、床に敷いた布団があるのに俺のベッドで寝ようとして動かないテツを移動させ、落ち着いたところでマリオのゲームで遊んだ。

気が付くと始発が動き出す時間になっていたのだが、柊がテツの布団で寝てしまったため、ゲンマイと俺も寝ることにした。

男二人でシングルベッドでぎゅうぎゅうになりながら眠り、目が覚めると昼前に。

近所のうまくもないラーメン屋に行った後、3人は帰って行った。

帰り際にゲンマイが『俺らが帰った後、部屋が広くなって寂しくなるぞ』と言っていたが、実際に部屋がとても広く感じた。

寂しさはまったくなかったが。

そんなわけで、一日は終わった。

久しぶりに大笑いしたせいで、腹筋が筋肉痛になっている。

やはり、いいものだね。友達というものは。

ちゃんと腹の底から笑えるからね。

コメント